M.PEOPLE

「人材」で医療機関の経営と、医師の多様な働き方を支援する。20年続く事業部の今とこれからとは

医療機関と医療従事者の最適なマッチングを支援する「株式会社エムステージ」のメディカルヒューマンリソース事業部(以降、MHR)。多様な働き方を可能にし、すべての人が最大限に能力を活かせるようにすることで、誰もが安心して医療を受けられる社会の実現をめざしています。
そんな株式会社エムステージの取締役として活躍する辻本さんに、前職から今までのご経験、MHR事業部のこれからの展望について伺いました。

株式会社エムステージ 取締役 メディカルヒューマンリソース事業部長 辻本さん
NTT Communicationsでエンジニアを経て、2013年からエムスリーキャリア株式会社で医療系求人の営業・医療機関向けの事業開発に従事。その後、フリーランスとしてテック分野で経営企画に携わり、2023年エムステージグループに参画。株式会社エムステージ メディカルヒューマンリソース事業部にて取締役に就任。経営管理や事業戦略などを担う。

――本日はよろしくお願いいたします。まずは辻本さんのご経歴をお伺いできますか

新卒ではエンジニアとして検索エンジンの開発を行っていました。自分の力を試したいと思い、2013年にエムスリーキャリアに入社。マーケッターとして配属され、検索連動型広告の運用などに携わりました。また、転職を希望する医師の集客や新規事業にて事業開発、営業、企画、マーケティングを行っていました。その後フリーランスとして独立。経営企画に携わり、多くの企業の経営の黒字化に尽力してきました。

――独立後、医療業界に戻るつもりはなかったそうですね。再び医療業界であるエムステージに入社した理由をお聞きできますか

エムステージグループ代表の杉田さんのめざすものや、人柄に惚れ込み入社を決めました。おっしゃる通り、フリーランス時代は医療業界へ復帰しようと考えていませんでした。ですが、杉田さんの医療機関と医師のマッチングをより良くしていきたいという熱い思いや、業界全体をよくしていきたいと動かれる姿勢に魅了され、再び医療業界に戻ることを決意しました。

エムステージには、他社にはない特別な価値があると感じています。機械的なマッチングに頼る現代においても長年培ってきたノウハウを活かし、継続的なサポートで「人と人」だからこそ生み出せる価値を提供しています。また、自社だけでなく業界の課題に真摯に取り組み、業界全体の成長を意識し続ける考えに感銘を受けました。

――前職で出会われたエムステージグループのお二人との関係も、入社の理由に大きく影響しているとお聞きしましたが

その影響も大きいですね。前職では株式会社Rakusai(エムステージグループ)代表取締役の青木さんと、株式会社エムプラット(エムステージグループ)の代表取締役の濵岡さんと共に事業開発に取り組み、医療の未来をより良い方向に導くべく尽力してきました。医療業界から離れた期間も、業界の変化を常に注視していたのですが、その際に、医療業界の遅れを強く感じ、改めてエンジニアの経験なども活かしてIT×医療での変革により、医師の紹介業界に新しい価値をもたらしていきたいと思うようになりました。そこで、共に切磋琢磨してきた2人がいるエムステージグループに参画しました。

――「人」「エムステージらしさ」に惹かれ、エムステージの参画を決意されたのですね!2003年の創業時より途絶えることなく続いている医師の人材支援事業について教えてください

我々は2003年の創業時に、医療従事者と人材不足に喘ぐ医療現場の支えになることをめざし、医師の人材紹介をスタートしました。納得できるキャリアプランに向けて転職を希望する医師と、人材に関する問題を抱える医療機関を結び付けています。また、人材を適正に配置するだけでなく、医師にとって多様な働き方を可能にし、自由な選択肢を持てる環境を築いています。医療機関へは、採用を通じて人的資源の最適化を促しています。

――医療ならではの人材紹介の魅力はなんですか?

転職は医師にとって人生の重要な節目です。私たちのアクションが、その方の未来に大きな影響を与える可能性があります。そして、医療機関の経営にも大きな影響を及ぼします。だからこそ、単に条件に合った転職先を提案するだけではなく、念入りにお話をしたうえで、最適な環境へ導く。医療機関に関しては、求人が出た背景や医療機関の経営が成り立つために必要な打ち手はなにか考え、求人情報の発信を行う。最適な転職先の提案を通じて、医師と医療機関の双方から感謝されるのはもちろんですが、その医療機関の周辺に住む皆さんにも貢献できる点は、通常の人材紹介では得難いものだと感じています。

――医療のその先の地域や患者さんに寄り添える意義のある仕事だと感じました。今の医療業界にはどのような課題があり、その中でエムステージはどのような価値を提供できるのでしょうか

少子高齢化が進む現代社会での医師の偏在は深刻な問題で、都市部への集中傾向が続くことで地方では医師不足が生じています。手術や治療の実施が阻害される可能性も出てきてしまいます。
私たちは、全国に7か所の拠点があります。そのため、医師の偏在を緩和し、地域社会に適した医療提供の体制づくりをサポートすることができます。

もう一つの大きな課題は「採用におけるミスマッチ」です。医師と医療機関の認識のズレが「採用におけるミスマッチ」を引き起こす原因につながります。そんな認識の齟齬をなくすべく、私たちは医療機関が言語化できていない要望や、医師が潜在的にもっているニーズを読み取り、真に抱えている課題や悩みがなにかを一緒に考えられる状態を作っています。求人の背景や医師の転職動機を言語化し、「最適なマッチング」を追求するサービスを提供しています。

――そのような価値を提供していくうえで、MHR事業部のメンバーの強みはなんだと思いますか?

強みの一つは、責任感とバランス感覚の良さです。会社への利益貢献とお客さまファーストのバランス感覚が備わっています。私たちは「マッチングしたら終わり」という考え方ではなく、お客さまに寄り添いながら成果を生み出すことを真の“価値”と捉えています。責任感をもってお客さまに寄り添うことで、結果として利益を生むことに繋がる。その考え方こそがお客さまとの厚い信頼を確立できる要因になっていると思います。

二つ目の強みは、積極的な自己研鑽の姿勢です。新卒1年目で医療経営士2級に合格するなど、挑戦的で学ぶ意欲が高いです。知識の充実が、的確なアドバイスを提供できる秘訣です。医療に関する知識はもちろんですが、医療機関を経営する側の知識を持つ有資格者ならではの観点から、最適な求人や働き方をご提案できることがエムステージの強みだと思います。

エムステージグループ 医療経営士の取得状況(2024年2月時点)
・総合格者数:116名
 ー3級:64名
 ー2級:48名
 ー1級:  4名

――最後に、今後のMHR事業部の目指す姿を教えてください

「エムステージ=求人の質がいい」存在をめざし、一層の事業強化を進めていきます。医師・医療機関との信頼関係を強固なものとし、1つでも多くの”最適なマッチング”を生んでいきたいです。その実現に向けて既に動き出しています。

また、紹介サービスの付加価値を高めていきたいと考えています。私たちがめざすのは医療への貢献です。人材紹介によって医師と医療機関に新しい接点が生まれます。その価値は大きいと思いますが、それだけで終わらせないために何ができるのかという視点は大事にしていきたいです。今後”常識に捉われない”姿勢が、新しいアプローチを生み出す原動力となると確信しています。

“最適なマッチング”に向けて医師・医療機関と真摯に向き合い「エムステージらしさ」を追求する。本日はありがとうございました。