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注目が高まる「ストレスマネジメント」その効果と実践方法とは?

私たちは仕事だけでなく、プライベート等も含めた生活のなかで、さまざまなストレスを感じています。

昨今、特に注目されているのが「ストレスマネジメント」であり、その背景にはリモートワークの普及等、働き方の変化があると考えられます。

本記事では、ストレスマネジメントに関する基本的な内容を紹介していますので、日々の生活に役立ててみましょう。

代表的な3つの「ストレス反応」と「ストレッサー」について

心理・身体・行動、主な3つの「ストレス反応」

業務を行う上で、程良い緊張感は良い影響を与えるといわれています。その一方で、過度なストレスは様々な反応を引き起こし、不調につながる恐れがあるのです。

これが「ストレス反応」と呼ばれるもので、厚生労働省によると主に以下の3つに大別されます。

ストレス反応の種類

①心理的反応:活気の低下やイライラ、不安、抑うつ(気分の落ち込み、興味・関心の低下)など

②身体的反応:肩こり、腰痛、眼精疲労、動悸、胃痛など

③行動的反応:遅刻や欠勤、飲酒・喫煙量の増加、仕事でのミスや事故など

出典:厚生労働省 こころの耳「ストレスとは」より

①から③の状態が長引く場合はうつ病などの疾患につながることも考えられますので、症状が重いのであれば、速やかに精神科などの専門医を受診してください。

また、これらのストレスと上手に付き合っていくこと、すなわち「ストレスマネジメント」を学んでおくことで、適切な対処につなげていくことが大切になります。

物理・化学・心理(社会)代表的な3つの「ストレッサー(ストレス要因)」

「ストレス」は外部から刺激を受けた時、身心に発生する緊張状態のことであり、そのストレスの要因となる外的刺激を「ストレッサー」と呼びます。

このストレッサーには主に3つの種類があります。

ストレッサーの種類

①物理的ストレッサー:気温や騒音、人ごみ等

②化学的ストレッサー:酸素欠乏、公害物質等

③心理・社会的ストレッサー:人間関係、仕事や家庭の問題等

出典:厚生労働省 こころの耳「ストレスとは」より

一般的には③の「心理・社会的ストレッサー」がストレスと呼ばれるものに該当するケースが多いのですが、職業や日常生活を送る中では、その他のものもストレスの要因になりうるのです。

ストレスマネジメントを取り入れることのメリット

ストレスマネジメントとは「ストレスとの上手な付き合い方を考え、適切な対処法をしていくこと(厚生労働省のホームページ)。」とされています。

つまり、ストレスマネジメントは「ストレス管理法」とも言い換えられ、その第一歩が働く人や企業がストレスについて知ることです。

そして、各種のストレス対策について考えることや指導していくことが、ストレスマネジメントなのです。

ストレスマネジメントの実践には、働く人だけでなく企業にも好影響を与えるといわれています。

ストレスマネジメントのメリット①:休職・離職の防止

ストレスにより、心身の状態が悪化することは、自律神経失調症やうつ病等の疾病につながる可能性があります。

こうした症状が進行すると、職業生活ではメンタルヘルス休職や離職につながる恐れもあるため、働く人だけでなく、企業が被るダメージも大きいことが考えられますが、適切なストレスマネジメントが行えることで、こうした損失を防ぐことに期待できます。

ストレスマネジメントのメリット②:職場環境の良好化

ストレスマネジメントが適切に取り入れられ、実践できている従業員が多い企業では、良好な職場環境が醸成されることに期待できます。

ストレスは職場でまん延するともいわれているため、ストレスが過剰な職場では、パワーハラスメント等が発生している可能性が高いことも考えられます。

また、ストレスマネジメントを通じて社員のモチベーションがアップすることは、生産性の向上にも期待ができます。

コーピングとは?主な3つの種類

ストレスマネジメントは「ストレス管理法」とされていますが、コーピングは「ストレス対処法」といわれています。

(ストレス)コーピングはストレッサーによる問題を解決しようとする努力、そして、ストレスへの対処方略(行動特性)のことです。

ストレスコーピングには、大きく分けて以下の3つがあるとされています。

1.問題焦点型コーピング

問題焦点型コーピングとは、ストレッサー(ストレス要因)に働きかけるコーピングです。ストレスの発生要因となっている問題そのものを変化させ解決を図ろうとすることを指します。

具体的には、ストレッサーの見極めを行い、それを取り除くための対策を考えるものであり、例として「仕事が終わらず、休日出勤が多くてストレスになっている」というようなケースであれば、業務量の調整や人員の配置などを企業が行うことによって、ストレス要因の解決を目指します。

2.情動焦点型コーピング

次に、情動焦点型コーピングについてです。情動焦点型コーピングは、ストレスを感じている本人の意識を変化させる対処法です。

例として「職場にて、上司からの注意や指導が日常化しており、ストレスを感じている」というようなケースであれば、その事実を悲観的に捉えず「自分は上司から期待されているんだ」と意識を変化させことです。

ストレスを感じている事象に対し、意識を変化させることには時間も要しますが、適切に行うことができれば自身の成長にもつながるコーピングともいえます。

3.ストレス解消型コーピング

ストレス解消型コーピングは、いわゆる「ストレス発散」による対処法です。

たとえば、適度な運動をする・十分な休息(睡眠)をとる・趣味に時間を使うなど、様々な方法があります。ストレス解消型コーピングには注意点があり、それはストレスの根本的な問題が解決したわけではないという点にあります。

以上、ストレスマネジメントとその周辺情報について紹介しました。

すぐに実践できるものもありますので、無理のない範囲で取り組んでみましょう。